橘いずみ

自分の言いたいことを私は何も言わない 自分のやりたいことを私は何もできない 自分の為に泣いても人の為には泣けない 主義・主張を叫んで外を歩く勇気なんかない ひねもすベットに寝てるのは病人か赤ん坊 何もかもが嫌になるにはまだまだまだ若すぎる 誰かの喋る言葉で心なんて弾まない 明るく元気だけが取り柄の女になれない 他人の視線ばかり気にしてる人を認めない 社長の意見は必ずしも正しく思えない 月夜にいつも女はキスを待ってる訳じゃない 安いベットは軋む音がうるさくて気が滅入る 愛してないのに抱かれ他の人を夢見てる パチンと弾けて落ちたピンクのバラの花びら